こんにちは、じじグラマーのカン太です。
50歳目前、平日は油まみれで仕事をしながら週末プログラマーをしています。
この記事では、フライス加工でよく使う工具を紹介します。普段の生活では使わないものですが、金属加工には不可欠なものばかりです。
ドリル ~ 穴あけ加工の定番工具 ~
穴をあけるときに使います。
大きな穴をあけるには小さいドリルで穴をあけて、だんだんと大きなドリルに変えてあける場合もあります。
使わない日はない定番中の定番の工具です。
僕の工場にも大小新旧100以上常備しています。もちろん毎日使っています。
リーマー ~ 精度が要求される丸穴加工に ~
穴加工には真円が必要なものがあります。
ドリルではどうしても真ん丸の穴を開けるのは難しいので、そんなときはリーマーの出番です。
マシンリーマー、ブローチリーマー、ハンドリーマー。用途や形状にあわせていろいろなものあります。
ドリルで下穴をあけておいて、リーマーを通して真円に仕上げます。
丸い穴が必要なとき、頼りがいのある工具ですね。
エンドミル ~ 側面を使って削るすぐれもの ~
ドリルが先端を使って削っていくのに対し、エンドミルはその側面を使って削ります。
側面を使うので、直線加工も丸い形状もおてのもの。
ショート、ロング、ラフィング、2枚刃、多数刃などなど。加工形状や大きさにあわせて使い分けます。
エンドミルの工具選択を間違えると、加工時間が長時間になったり、精度が出なくなったりします。腕の見せ所ですね。僕はよく間違えます。
エンドミルも僕の工場には100本以上あります。
カッター ~ 大きな面を削るのに最適 ~
大きなものを削り出すときに使います。
チップがたくさんついたものをよく使います。
チップは加工物の材質によって付け替えることができます。
平面しか削れませんが、エンドミルとは比較にならないほど速くきれいに削り出してくれます。
重切削にはなくてはならない工具ですね。
タッパー ~ ねじ切り加工には欠かせません ~
穴に対して雌ネジを切る工具であるタップをたてる工具です。
これもドリルで下穴をあけておいてから、タップを通します。
切るネジの大きさによって、下穴の大きさも変わってきます。
タップはよく加工中折れます。折れると品物がパーになってしまうので心も折れます。
いつも「折れませんように」とお祈りしながら加工しています。
このタッパーがないときは手でタップを回していました。人間一度楽をするともう戻れません。タッパーのおかげでずいぶん楽になりました。
面取りカッター ~ 穴にも平面にも 面取りならお任せ ~
カッター平面を削り出していくのに対し、面取りカッターは角度をつけて削っていきます。
45度や60度など、斜めに加工する際に使います。たくさんの量を削ることは苦手ですが、斜めの面が欲しいときには重宝します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕が普段よく使う工具を7種紹介しました。
普通の生活ではほとんど使わないものばかりでした。
今度は旋盤の作業で使う工具を紹介します。お楽しみに。
コメント