こんにちは、じじグラマーのカン太です。
50歳目前、老眼と戦いながら週末プログラマーをしています。
データベースのお勉強第二弾。
この記事では、データベースを扱う上で必要な命令四つを紹介します。
この四つを知っておけば、初心者の方も「データーベース使い」を名乗れます。
※第一弾がまだのかたはこちらをご参照ください↓
SQLとは
SQLとは、「Structured Query Language」の頭文字です。
データベースとのやりとりを媒介してくれる言語です。
日本人とは日本語で、アメリカ人とは英語(話せませんけど)でコミュニケーションと取るように、データベースとはこのSQLを通してコミュニケーションします。
実際には扱うプログラム言語やDBMS(データベース管理システム)によって、文法などは若干変わってきますが、データベースに渡す際はSQLに翻訳されて命令が渡ります。
このSQLを理解していれば、世の中の全てのデータベースを扱えます(言い過ぎです)。
このSQLを考え出した人は天才です。
たった四つの命令だけで、ほぼ全ての操作を網羅できてしまうのですから。
それでは早速次の節から四つの命令をご紹介します。
SELECT
まず一つ目の命令は「SELECT」です。
もうこれがないと、データベースを作った意味がありません。
欲しいデータをピンポイントで、あるいは全てを取ってこい、という命令です。
前回ご紹介した社員の一覧表で見ると
select 姓 from 社員一覧表 where 名 = ” イチロウ ”
こんな感じになります。
これは
社員一覧表から「姓」という項目を取ってきなさい
但し、条件は「名」が ”イチロウ”
という意味の命令になります。
※前回の記事でご紹介したように、データを格納した枠そのものを「テーブル」列や項目と呼ばれるものを「カラム」格納されているデータ(横一行)を「レコード」と呼びます。
その前提で言い換えますと、上のSELECT文の意味は
テーブル「社員一覧表」から、カラム「名」が ”イチロウ” に等しいレコードを取り出し、その カラム「姓」の内容を表示しなさい。
となります。
ちょっとデータベースへの命令っぽくなってきましたね。
この命令からいろいろ派生するものがありますが、とりあえず
「SELECT」は欲しいレコードの内容を表示する
とだけ覚えておいてください。
UPDATE
二つ目は「UPDATE」です。
これがないとデータベースの内容を変えられません。
諸行無常、世の中に変わらないものはありません。
ご想像の通り、指定したレコードを変更する命令です。
例示してみると
update 社員一覧表 set 姓 = ”ナカムラ” where 名 = ”イチロウ”
こんな感じです。
命令の意味は、
テーブル「社員一覧表」のカラム「名」が ”イチロウ” というレコードの
カラム「姓」の内容を ”ナカムラ”に変更しなさい
というものです。
これで、世の中の有為転変にも対応できます。
ここでは
「UPDATE」はレコードの内容を変更する
とだけ覚えておいてください。
簡単ですね。
INSERT
続きまして三つ目は「INSERT」です。
これがないとデータベースの中身はからっぽのままです。
そうです、この命令はレコードを登録してくれるのです。
例としましては
insert into 社員一覧表 (社員番号、姓、名) values ”0002” 、”スズキ”、”イチロウ”
という感じです。
命令の意味は、
テーブル「社員一覧表」に社員番号:”0002”、姓:”スズキ”、名:”イチロウ”
という内容でレコードを登録しなさい
というものです。
これさえあれば、無から有を造り出すことができます(ウソです)。
ここでは
「INSERT」はレコードを新規登録する
とだけ覚えておいてください。
もう三つ目が終わりました。
次が最後です。
DELETE
最後の四つ目は「DELETE」です。
もうその意味の通り、レコードを消し去る怖い命令です。
例ですが
delete from 社員一覧表 where 姓 = ”スズキ”
となります。
命令の意味は、
テーブル「社員一覧表」から、カラム「姓」が”スズキ”のレコードを消去しなさい
というものです。
実行には注意が必要な命令ですね。
気軽に実行すると天罰が下ることがあります(体験談)。
ここでは
「DELETE」はレコードを消去する
とだけ覚えておいてください。
まとめ
以上がデータベースを扱う上で覚えるべき四つの命令です。
必要な命令が四つだけ、簡単ですね。
「SELECT」「UPDATE」「INSERT」「DELETE」
とりあえず今は細かい文法などは無視して、この四つの命令と内容を覚えてください。
いかがでしたでしょうか。
データベースの扱いに興味を持っていただけたでしょうか。
次はデータベースに欠かせない「キー」というものについて、お勉強しましょう。
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