こんにちは、じじグラマーのカン太です。
生活費の上昇に怯えながら週末プログラマーをしています。
残クレって安く車を変えておとくだね
月々の支払いを抑えて新車に乗れるなんてサイコー
こんなことを考えていた5年前の僕。
「ちょっと待て!そんないい話、落とし穴があるに決まってるやん」
新車を目の前にして浮かれていた僕に言いたい。
「残クレで車は買うな」
残クレで車を買いました
今から5年ほど前。分不相応にいい車を買って、高いローンや維持費に悩まされながら生活していた僕。定期点検でディーラーに行くと、「今なら新車を安くお買い求めいただけますよ」と悪魔のささやきが。
「残価設定型クレジット」なるものがあり、新車が半分の値段で買えるという魔法のローンらしい。僕は、ローン地獄から抜け出すために飛びつきました。
残クレについての詳細はこちらの記事でも紹介しています。
5年経過するとディーラーから電話がありました
5年間、安いローンで新車に乗れて幸せな生活を送っていました。そんなとき、ディーラーからの電話がありました。「残クレ期間がまもなく終了します。今後のことについて相談したいのでお店へお越しください。」とのこと。
「そんなの残りもローン組むに決まってるやん」
残金を一括で支払える余裕はありません。車を手放して生活できるような都会に住んでいません。残りもローンにしてもらう以外方法はないので、めんどくさいなと思いながらディーラーへ出かけました。
「残りのローン金額はこちらになります」
衝撃の数字が書かれていました。優遇金利が終了するし、2~3千円あがるかなと思いながら数字をみると、なんと3万円以上あがるではないですか。
「な、なんでこんなに高くなるんですか!」
マイカーローンは最長7年らしく、残クレ期間を5年で設定した僕の場合残りは2年。5年かけて払っていた分を2年で払わなくてはならない計算に。おまけに優遇金利は適用してもらえません。
車の購入前、残クレ期間が終了したら、残りの金額を払うか車を返却するかしなくてはならない、と聞いていました。残金の支払いはローンも可能、と確認していました。ディーラーさんは、説明もしっかりしてくれましたしウソをついたわけでもダマしたわけでもありません。
新車を目の前にして浮かれていた僕が、5年後を想像できていなかっただけなのです。
ヒトは、未来のリスクについては過少に評価してしまう傾向にあるようです。特に、魅力的なエサを目の前にぶらさげられた状態では。
新しい車を購入させられました(涙)
月々のローン支払いが3万円もアップすれば、生活が破綻します。衝撃を受けながらディーラーさんに泣きつくと、
「今のローンに1万ちょっと上乗せするだけで新車にお乗りいただけます」
悪魔のささやき再びです。3万円以上アップさせて古い車に乗るか、1万円ちょいのアップで新車に乗るか。選択肢は無きに等しいものでした。
残クレ終了時は、再度新車を購入する道以外ほぼ残されていません。恐ろしいのは、車を買い替えるのに、下取りに出せる車がない、という事実です。残クレでせっせと払っていたローンは、車の使用料に過ぎなかったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、気軽に残クレで車を買って地獄にはまった(今もはまったまま)僕の体験談をご紹介しました。
残クレで車を買うときは、終了時のことを想像してください。残りの金額を払うか車を返却するか。
「残りの金額を払うか返却するか」ということは、その時点では自分のものではない、ということです。つまり、毎月ヒーヒー言いながら払ってきたローンは、車の使用料でしかないのです。車を自分のものにするには残金を払わなければならない、ということなのです。
世の中、甘い話には必ずウラがあります。もし、あなたが残クレで車を買おうか悩んでおられるなら、僕の体験談が少しでも参考になればと思います。
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