こんにちは、じじグラマーのカン太です。
サイテキカイって奴を蹴とばしながら、週末プログラマーをしています。
今回の記事は、効率厨になって身動きがとれなくなっている40代50代の人向けに、気軽に行動できるようになる「ムダのススメ」について紹介します。
仕事・家事・育児・親の介護や近所付き合いまで、やるべきことも責任も増えてきて毎日忙しいのが40代50代の働き盛り。安泰な生活を目指して、資格の勉強や副業を始めようと考えておられる人も多いのではないでしょうか。
なにをすればいいのかわからない
なにかはじめたいんだけど、なにをすればいいの?
「何かはじめないと!」と思っている人も多い僕たち中高年。でもいざはじめようとしても何からはじめるのかよくわからない。ヘタをすれば自分が何をしたいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
「なにかヒントを!」と本屋に行けば、ハウツー本であふれかえっていますが、「なにを(What)」や「なぜ(Why)」を解決してくれそうな本はありません。
意識高い系のビジネス本には、「人生の棚卸しをして自分を見つめなおせ」みたいなことが書かれていますが、そんな作業は僕はウンザリです。たいしたことをしてこなかった人生を見つめなおしても、やりたいことが見つかるとは限りません。僕は見つかりませんでした。
やりたいことが見つからない人は、「とりあえず目についたことをやってみる」ことをおすすめします。プログラミングでも不動産や会計の資格の勉強でも、転売やWebライティングなどの副業でも。
やりたいことも見つからないのに、自分に最適なことが一発で見つかるはずがありません。いろいろ試してみて、失敗してみるのも貴重な経験です。
最近、何かやってみて失敗したことはありますか?
ムダな努力をしたくない
せっかくやるだったらムダな努力はしたくないなぁ
何かを始めるなら失敗したくないし、ムダな努力はしたくないですよね。もちろん、僕もそうです。でも僕たち中高年にとっては、ムダな努力こそ貴重な経験です。
「無用の用」という言葉があります。老子や荘子が言ったのだとかで、役に立たないように見えるものでも、かえって役に立つこともある。この世に無用なものは存在しないという教えだそうです。
人が歩くときに地面についているのは靴の大きさ分だけです。では、それ以外の地面を掘り下げて、靴の大きさだけの地面が歩く歩幅で残っていたとしたらどうでしょう。怖くて歩くことなんてできませんよね。
「なんかムダな作業してるな」と思うときには、「無用の用」という言葉を思い出すようにしています。振り返ってみるとムダなことなんて人生にはありません。ムダな努力だと思っても、まず始めることに意味があるのです。
若い人がムダなことをして失敗するのは当たり前です。でも、40代や50代になってぶざまに失敗するなんて、ちょっと素敵ではないですか?
最短距離で目標まで行きたい
最小の努力で最大の成果をあげたいよね
「○○までの5ステップ」とか「○○になるための最短距離」みたいなビジネス本もよく目にします。でも、そんな最短距離の道すじがそんなに簡単にわかるものでしょうか。
「ビュリダンのロバ」というお話があります。お腹をすかせたロバが、2本の分かれ道に立っているが、両方の分かれ道の先に同じ距離で同じ量の干し草(エサ)があった場合、ロバはどちらにも行けず餓死してしまう、といった内容です。
最適解を見つけようと探しているうちに何もできなくなってしまう、僕たちの痛いところを突いてくる寓話だと思います。餓死してしまうくらいなら、多少の損や失敗は気にせず行動にうつした方がいいと思いませんか?
ちょっとまわり道してみませんか?
「何をするのが最適なのかわからない」「ムダな努力をしたくない」「最短距離まで目標に行きたい」行動しないもっともらしい言い訳は山のように思いつきます。
何かとあたまでっかちで腰の重い僕たち中高年が行動を起こすには、勇気と気力と体力を総動員しなくてはなりません。「うまくやろう」「はやくやろう」「楽チンにやろう」などとは考えず、「飽きたらやめよう」「しんどかったらやめよう」「失敗したらやめよう」と失敗前提、回り道前提で始めてみるのもひとつの方法ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、意思高い系ビジネス本の作者から怒られそうな「ムダのススメ」について紹介しました。
人生においてムダなことなんてひとつもありません(たぶんですが)。効率ばっかり考えていてもエサは手に入りません(知らんけど)。
意識高い系のシュッとしたワカモノなんてクソくらえです。回り道をしながらムダな努力を続ける泥臭い中高年って素敵だと思いませんか?
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