こんにちは。じじグラマーのカン太です。
この記事では週末プログラマーとして僕がデビューしたときの具体例を紹介します。
面白い記事ではありませんが、少しでも参考にしていただければと思います。
簡単な自己紹介
大学卒業後、中小企業のソフトウェアハウスに就職(「ソフトウェアハウス」って最近とんと聞かなくなりました)ご多聞にもれず、今(2019年)では考えられないほどのスーパーブラック企業でした。
精神を病む寸前でなんとか抜け出すことに成功し、中規模くらいの製造業の会社へ社内SEとしてすべり込みます。そこでは、社内調整という名の根回しに右往左往していました。
新たなキャリアアップを模索しているところ、親戚に頼み込まれて従業員2名の町工場へ転職。事務職を任されると思っていましたが、いきなりの現場作業をさせられるハメに。
そして、現在まで冷暖房なしの工場でせっせと機械加工作業員として働いています。
仕事のとっかかり(統計資料を作る)
プログラミングの仕事を始めるきっかけとは、お客さんとの雑談です。
「最近短納期の仕事ばっかりで困るよ」
という愚痴というか悩みに、いつもなら適当に相槌をうちスルーするのですが。。
そのときは
「短納期の仕事の方が儲かるんですか?」
と何気なく聞いてみました。
「・・・」
どうやらすぐには答えられないご様子。
またまたそのときだけは妙に積極的になった僕は
「納期別の売上の集計でも作ってみましょうか?」
これがきっかけで、工場作業員の僕が週末プログラマーを目指すことなったのでした。
客先システムの改善
必死で作った納期種別(短・中・長)の売上集計は、お客さんの思い描いていた数字と違ったらしく、えらく気に入ってもらえました。
それからもちょくちょくちょっと変わった切り口で統計資料を作って持っていき、本業の仕事をもらったりしていました。
この段階では、まだ売上は0円。
無報酬でやっていました。
発注管理システムの作成
統計資料の作成から3カ月くらい経ったころ、同じお客さんから
「仕入れの発注書を自動化したい」
という依頼が舞い込みます。
週末プログラマーとしての初めての依頼です。
僕個人としても、報酬が発生する初めての案件です。
「自動化」と言いながら、発注書を出力してFAXで運用するとのこと。
Excelで必要項目だけを入力して印刷・・では面白くない!
帳票を作るなら Access の方が便利(本を立ち読みして知りました)
発注~入庫までの一連の流れをAccessで管理することにしました。
・テーブルは「仕入先マスタ」「発注トラン」
・画面は「発注入力」「発注照会」「発注修正」「入庫確認」
・リストは「発注書」「仕入先別発注金額一覧」
初めてのシステム開発で手探りでしたが、バグだらけでもなんとか納品まで漕ぎつけました。
なんだかんだで自信がついたのは確かです。
生産・ 販売管理システムの作成
発注管理システムに気をよくしたお客さんから次々と仕事が舞い込みました。
受注から納品・売上までの生産管理は、順次リリースという形をとり、結局1年以上かかりました。
請求から入金までの販売管理は、お金にかかわることなので長い間逃げていましたが、クロスチェック等厳重にしてもらう前提で納品しました。
結局全社的なシステムを作り上げることになります。
他人には見せられないようなコードやテーブルレイアウトですが、今でもなんとか稼働してくれています。
Access から Web へ
システムの規模も大きくなり、Accessでの運用が限界になってきたころ、Web化への野望が芽生えてきました。
何で開発するかを悩みに悩んだ結果、言語は「Ruby」フレームワークは「ruby on rails」 でおこなうことに決定しました。
自分の中だけで決めていたことなので、1年くらいはお遊び状態でお勉強を続けていました。
この本 ↓
Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング
と、
このサイト↓
Ruby on Rails チュートリアル
を中心に勉強しました。
他のお客さんへの展開
新しい野望を抱きつつお遊び半分で勉強していたときに、友人からシステム開発の依頼が舞い込んできます。
「只今絶賛勉強中」
と答えたのですが、こちらの意見は無視して話が進んでいくハメに。
本業にも副業にも追われながら、どうにかこうにか破綻せずに現状に至っています。
まとめ
僕が週末プログラマーになった契機はお客さんの雑談からでした。
初心者がプログラミングを身につけるならプログラミングスクールへ、と誘導するサイトはたくさん見かけます。
確かに若い人が体系的に学ぶにはいいと思うのですが、実務で使えるようになるかと言えば怪しいものが多いと思います。
毎日の仕事が忙しいシニア世代なら、実際の仕事に即した学習が効率がいいものとなるはずです。
経験上、座学ではふんふんと上の空で何も残らない、というこにもなりかねません。
中小零細企業には、まだまだシステム化案件がいっぱいあります。
大手のITベンダーでは儲けが出ないような小規模案件ですが、副業で対応するならピッタリの規模です。
そういうニッチなところを狙って仕事を確保するのも一計ではないでしょうか。
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